グラフ 乳房診断
IV. マンモグラフィー
霞 富士雄
1
,
渡辺 進
1
,
秋山 大
2
Fujio Kasumi
1
,
Susumu Watanabe
1
,
Futoshi Akiyama
2
1癌研究会付属病院外科
2癌研究会付属病院病理部
pp.298-301
発行日 1988年4月10日
Published Date 1988/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207762
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マンモグラフィーは乳房疾患には不可欠な補助診断法で,世界各国で普遍的に用いられている。乳房は小さい臓器であり,軟部組織だけによって構成されている関係上,各構成要素はX線の吸収差によるコントラストがつきにくい。このためにモリブデン管球を用いて,胸部あるいは胃・大腸のX線撮影に比べてはるかに低電圧(25〜30KV)で波長の長い軟X線で撮影する。
通常lateral (多くはmedio-lateral)とcranio-caudalの2方向を撮影する。
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