Japanese
English
臨床研究
乳腺Paget病10例の検討
Paget's disease of the breast:clinical review of ten cases
外間 章
1
,
正 義之
1
,
仲松 栄
1
,
名嘉真 武男
2
,
国吉 光雄
2
,
野原 雄介
3
Akira HOKAMA
1
1琉球大学保健学部附属病院第1外科
2琉球大学保健学部附属病院皮膚科
3琉球大学保健学部附属病院中検病理
pp.1464-1468
発行日 1980年10月20日
Published Date 1980/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207538
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はじめに
乳房乳頭の湿疹性病変を伴い,乳頭表皮内に特異な明るい大型のPaget細胞がみられる乳腺Paget病の頻度は全乳癌の1.2〜3.2%1),4.3%11)である.われわれの施設において1972年8月より1979年8月までの7年間に90例の乳癌症例があり,その中で10例のPaget病を経験した.すなわち全乳癌の11.1%にあたり,これは他の施設の報告に比して高率である.これら10例について述べ,文献的考察を加えたい.
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