Emergency Care—Principles & Practice・7
ショック—(その2)ショックの本態・生体反応と治療とのかかわり(附・電解質の補正)
川嶋 望
1
1国立長崎中央病院救命救急センター外科
pp.1868-1875
発行日 1979年12月20日
Published Date 1979/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207339
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はじめに
ショック時には,生体内でさまざまな連鎖反応が生じるが,表1はその結果に見られる現象の一部である.
今回は酸素欠乏による細胞の病変・ショック時の末梢循環動態・内分泌ホルモンを中心とする細胞組織代謝の調節機構を示しながら,なぜショック時に表1のような現象が生じるのかを考え,そしてその現象がショックの治療とどんなかかわりをもつているのかを☞で示しながら述べてみたい.
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