Japanese
English
臨床研究
乳癌に対する卵巣摘出と副腎皮質ホルモン,甲状腺ホルモンの併用療法(OCTホルモン療法)
Oophorectomy with corticosteroid and thyroid hormone in the treatment of breast cancer
中村 泰也
1
Yasuya NAKAMURA
1
1九州大学温泉治療学研究所外科
pp.1159-1164
発行日 1979年7月20日
Published Date 1979/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207245
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はじめに
乳癌の内分泌治療は,Beatson1)(1896)により始められたが,その後標的臓器が副腎や下垂体へと広がり,副腎摘出術はHuggins2)(1951)により試みられ,下垂体摘出術はLuft & Olivecrona3)(1952)により開拓された.
また,内科的ホルモン療法としては,男性ホルモンがCutlerら4)(1948)により,卵胞ホルモンがHaddowら5)(1944)により,黄体ホルモンがTaylorら6)(1951)により,また副腎皮質ホルモンがHuggins6)(1952)により臨床的応用が試みられてきた.
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