カラーグラフ 消化管内視鏡シリーズ・23
大腸の炎症性病変—その2
武藤 徹一郎
1
,
上谷 潤二郎
1
,
山城 守也
2
,
日野 恭徳
2
1東京大学医学部第1外科
2養育院附属病院外科
pp.674-675
発行日 1977年6月20日
Published Date 1977/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206745
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今回は潰瘍性大腸炎,Crohn病以外のさまざまな大腸の炎症性病変の内視鏡像をお目にかける.この中のいくつかは以前は潰瘍性大腸炎と混同されており.比較的最近になつて分類されたものである.細かい所見よりも粘膜像の全体のパターンの認識が大切であり,このような病変があることを知つていれば,鑑別診断はそれほど困難ではない.ただし,それぞれの炎症性病変の最もひどい時期と治癒に向つた時期とては内視鏡像が著しく異なることがあることも知つておかねばならない,潰瘍性大腸炎と対比してその異同を理解されたい.
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