座談会
明日の外科医を考える
牧野 永城
1
,
出月 康夫
2
,
鰐渕 康彦
3
,
曲直部 寿夫
4
1聖路加国際病院外科
2聖マリアンナ医大第1外科
3三井記念病院外科
4阪大第1外科
pp.66-80
発行日 1977年1月20日
Published Date 1977/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206660
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生涯教育の必要が喧伝される医学において,たとえ外科医に限局しても,その在り様を考え,行く末を模索するのに,今日,外科医が直面するいくつかの大きな問題がある。先般,日本外科学会総合調整特別委員会の行なつた"外科卒後教育に関する実態報告書(関東)"は,その内包する問題点を大きく摘出してみせたことで変革への嚆矢となり得た筈であつた.本誌では,"明日の外科医"を眺望しつつ,今後その姿を模索してゆくべく,このシリーズを企画した.爾来,その気運のボルテージは,この座談会でも昂まりをみせ,専門分化と統合の外科から専門医制度まで,談論風発止どまるところを知らず,シリーズ第1回に相似しいものとなつた.
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