Japanese
English
臨床報告
旁十二指腸ヘルニアの2例—本邦報告例の検討
Two cases of paraduodenal hernia.(the statistical consideration through Japanese references.)
里見 昭
1
,
畑尾 正彦
1
,
徳永 剛
1
,
呉屋 朝幸
1
,
濃沼 信夫
1
,
高橋 勝三
1
Akira SATOMI
1
1武蔵野赤十字病院外科
pp.1367-1371
発行日 1976年10月20日
Published Date 1976/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206610
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はじめに
内ヘルニアは,比較的稀な疾患である.本症の部位別の頻度は,本邦および欧米における集計によると,旁十二指腸ヘルニアが過半数を占めている.Treitzが,旁十二指腸窩(十二指腸空腸窩)の病理解剖学的関係を詳細に研究し,1857年に報告して以後,また本邦では,三宅教授1)が1902年に第1例を報告して以来,旁十二指腸ヘルニアについて,多くの報告がなされている.われわれも最近2例を経験したので報告する.
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