Japanese
English
臨床研究
胃上部(噴門部)癌のリンパ節転移—幽門上下,脾門リンパ節転移について
Studies on lymphnode metastasis from carcinoma of gastric cardia
佐々木 廸郎
1
,
市川 健寛
1
,
菅 優
1
,
志智 重之
1
,
宇根 良衛
1
,
米川 元樹
1
,
荻田 征美
1
,
番場 敏行
1
,
下田 晶久
2
Michio SASAKI
1
1国立札幌病院・北海道がんセンター外科
2旭川医大病理
pp.377-380
発行日 1976年3月20日
Published Date 1976/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206467
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はじめに
噴門部は胃の一部であり,食道癌取扱い規約24)によると食道に噴門部はない.ただし,食道噴門接合部(これが噴門であると考えるが)の癌に関する記載法の規定はみられるし,噴門部cardia of the stomachはC(胃癌取扱い規約にしたがえば胃上部に相当する)とするという註釈は記されている.
一方,胃癌取扱い規約23)では,食道噴門接際部から約20mm範囲の胃の部分を噴門部と称することに規定するという註釈があり,噴門(部)を胃上部Cと混同しないよう注意してほしいと説明がついている.しかし何故に20mmに決めたかの説明はない.
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