Japanese
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特集 急性腹症のX線像
腹部単純X線像の撮り方
Roentgen examinations in acute abdorninal diseases:plain radiographing of the abdomen
立川 勲
1
,
青山 大三
2
Isao TATEKAWA
1
1杏林大学外科
2杏林大学放射線科
pp.276-279
発行日 1976年3月20日
Published Date 1976/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206453
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はじめに
急性腹症の厳密な定義についてはいまなお固定していないように思われる.一般には,腹部の疼痛を主に考えるむきが多いが,疼痛はきわめて軽いが,中等量以上の出血を思わせる不良な全身状態のものをこれに入れて考える方がより常識的であろう.ここではなるべく広い意味で考えることにする.
X線撮影器の種類と場所 救急指定病院では手術室のすぐ隣りにX線撮影室があり,また手術室の中にあらゆる方向で撮影できる天井よりぶらさがつた管球とカセットホールダーがほしい.X線撮影器は理想はジャイロスコープであるが,これはどこの病院でもすえつけられるというわけにはいかない.
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