Japanese
English
特集 遠隔成績よりみた早期胃癌
早期胃癌における癌深達度と遠隔成績
Survival results of the early gastric carcinoma from view point of invasion
榊原 宣
1
,
矢端 正克
1
,
大村 秀俊
1
,
松田 滋明
1
,
寺田 昌功
1
,
横堀 直孝
1
Noburu SAKAKIBARA
1
1東京女子医大消化器病センター
pp.15-18
発行日 1976年1月20日
Published Date 1976/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206413
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はじめに
胃癌の早期発見のためのX線診断,内視鏡診断,さらに胃生検診断の進歩によつて,数多くの早期胃癌症例が発見され,手術の対象となつてきた.このような状態になると,早期胃癌における転移,あるいは切除範囲や廓清など治療に関与する問題に関心が向けられるようになつた.しかし,これら関心の向けられた問題がすべて解明されているわけではない.早期胃癌手術症例の遠隔成績から,村上1)らものべているように,これら問題について答えなければならない時期に来ているように思われる.この機会にこれら問題のいくつかについて,われわれの経験と考え方をのべておきたい.
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