Japanese
English
特集 消化管の創傷治癒
血管構築からみた吻合法の検討
Microangiographic study of gastrointestinal anastomosis
丸山 圭一
1
,
河井 敏幸
1
,
浅野 芳雄
2
,
西村 昌幸
2
,
北島 政樹
2
,
石井 良治
2
,
阿部 令彦
2
Keiichi MARUYAMA
1
1国立がんセンター外科
2慶応義塾大学医学部外科
pp.943-951
発行日 1975年8月20日
Published Date 1975/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206300
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
創傷治癒に局所の血行状態が大きな影響を及ぼすことはよく知られ,血行不良の場合には下腿潰瘍にみられる如く治癒反応は非常に遷延する.消化管吻合部の環境が一般創傷のそれと著しく異なるとはいえ,生体の治癒反応という面では共通しているはずである.そこで,吻合部の癒合を微細血管構築の面から検討し,吻合に際しての注意点等を述べてみたい.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.