グラフ
回盲部悪性リンパ腫の血管造影像
岡崎 正敏
1
,
高杉 敏彦
1
,
牛尾 恭輔
1
,
萩原 健一
1
,
松江 寛人
1
,
笹川 道三
1
,
土井 偉誉
1
,
山田 達哉
1
,
市川 平三郎
1
1国立がんセンター放射線診断部
pp.287-296
発行日 1975年3月20日
Published Date 1975/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206202
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,診断学の進歩と共に回盲部の悪性リンパ腫の報告も漸次みられるようになつた.しかし,悪性リンパ腫の頻度が極めて少ないためもあつて,癌との鑑別診断は未だ容易ではなく,また,血管造影所見の報告も少ない現状である.そこで,回盲部腫瘤の診断上,選択的上腸管膜動脈造影法が極めて有効であつた悪性リンパ腫例の血管造影像を供覧する.血管各相の所見の解析は,便宜上上行結腸癌の血管造影像の所見との対比の形で行なつた.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.