Japanese
English
特集 手の外科
手指骨骨折の治療
Fractures of metacarpals and phalanges
星 秀逸
1
Shuitsu HOSHI
1
1岩手医科大学整形外科
pp.19-25
発行日 1975年1月20日
Published Date 1975/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206166
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
ドアーに手をはさんだり,野球などの球技で突き指したり,ローラーに手を巻き込むなど,手指骨骨折は日常非常に多く経験し,屈曲転位などの変形を残したまま放置すると,しばしば屈筋腱などが周囲と癒着して機能障害を残すことも少なくない.また,骨折の型も多彩で,その治療に難渋することもある.
第11回日本手の外科学会において,症例討議の議題に"手指骨折"が取りあげられ,第1図に示すような指骨,中手骨骨折について論議されたが,実際的と思われるので,これらを中心に順を追つて説明を加える.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.