Japanese
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特集 外科と血栓
脳血栓症に対する手術の試み
Trial of surgical revascularization for cerebral thrombosis
菊池 晴彦
1
Haruhiko KIKUCHI
1
1北野病院脳神経外科
pp.1285-1291
発行日 1974年11月20日
Published Date 1974/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206139
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はじめに
脳血栓症が脳を養う脳血管の閉塞症を意味するとすれば,その手術治療の歴史は比較的長いといえる.すなわち,頭蓋外内頸動脈血栓に対する外科的治療は,すでに1953年以来,世界各地で多くの外科医,脳神経外科医が手がけており,その報告も数多くなされている(De Bakey 1961,Rob.1961,Edwards 1962,Murphey 1965,Clauss 1965,Blaisdell 1966,Davie 1967,etc.).
また頭蓋外における椎骨動脈系の閉塞に対しても,De Bakey (1965)の血栓内膜除去,あるいは代用血管によるバイパス作製や,長島,上野(1970)の椎骨動脈・頸動脈吻合等が行なわれている.
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