Japanese
English
臨床報告
メッケル憩室穿孔による癒着性イレウスの1治験例
A case of adhesive ileus caused by perforated Meckel's diverticulum
須藤 峻章
1
,
南 亮
1
,
藤井 浄
1
Takaaki SUDO
1
1大阪府済生会吹田病院外科
pp.409-411
発行日 1974年3月20日
Published Date 1974/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206001
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はじめに
メッケル憩室は腸管側における卵黄腸管の遺残であり1),1815年,メッケルが解剖学的,発生学的に詳細に記載して以来彼の名がつけられている.通常メッケル憩室は無症状に経過するものであるが,時として炎症,潰瘍,壊死を起こし,さらに進んで,癒着性イレウス,穿孔して汎発性腹膜炎を起こす.
最近われわれはメッケル憩室穿孔および憩室癒着による絞扼性イレウスを経験したので報告する.
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