Japanese
English
特集 末梢血管の外科
四肢の血管撮影法と読影
Angiography of extremities and its findings
勝村 達喜
1
,
小野 幸四郎
1
,
戸田 完治
1
,
古元 嘉昭
2
Tatsuki KATSUMUMA
1
1岡山大学医学部第2外科
2岡山大学医学部三朝分院
pp.1493-1505
発行日 1972年11月20日
Published Date 1972/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205699
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はじめに
近年の心血管外科の発達,普及は手術手技および血流遮断に対する補助手段の発達,人工血管などの開発によるところが大きいが,診断面における心臓血管撮影の占める役割は臨床診断のみならず術中の手術方法の決定にとつて欠くことのできぬものであり,さらに長期予後の判定にも大切な検査法の一つである.換言すれば,血管外科における直達手術は血管撮影に始まり血管撮影に終るとでも言えよう.
四肢血管撮影は撮影装置の改良,連続撮影装置の開発,器具の改善,安全且特性のよい造影剤の出現により現在では病変部位を正確に捉えることができるようになつた.
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