Japanese
English
論説
裂肛の発生因子による分類
Etiological classification of fissures
高野 正博
1
,
隅越 幸男
1
,
佐藤 昭二
1
,
平塚 襄
1
,
岡田 光生
1
Masahiro TAKANO
1
1社会保険中央総合病院肛門病センター
pp.107-111
発行日 1972年1月20日
Published Date 1972/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205531
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はじめに
裂肛の診断あるいは手術に際して,その発生過程がうかがわれるような所見を見出すことが多い.しかもその発生因子は単一でなく,いろいろvarietyに富んでいることに気付く.さらに発生因子の違いによつて,治療法もおのずから違つてくるべきである,ということもわかつてきた.
一方,教科書的にまとめられた文献においても,総合的に裂肛発生の因子や過程について述べられてはいないようである.むしろ,1つの因子を自説として,強調して述べている文献が多い.このことは,裂肛の発生因子が単純でないことを示しているともいえる.
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