Japanese
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特集 今日の外傷—外傷患者の初診と初療
Ⅴ.腹部外傷
腹部外傷の診断と手術方法
Diagnosis and operation of abdominal injuries
星野 喜久
1
,
北島 政樹
1
,
高梨 利次
1
Yoshihisa HOSHINO
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
pp.1265-1270
発行日 1971年8月20日
Published Date 1971/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205419
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はじめに
最近交通外傷その他災害外傷が増加し,外科臨床にたずさわつている人で,腹部外傷に遭遇しない医師は1人もいないのではないかと思う.しかしその初診時に適確に診断することは非常に困難で,多くの経験を有している外科医でもなおその治療方針の決定に迷うことがあると思う.特に腹部の非開放性損傷にこの傾向が強いので,今回著者の経験した非開放性損傷について述べ,診断および治療方針について概説を試みたい.
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