Japanese
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特集 良性腫瘍
脊髄の良性腫瘍
Benign tumors of the spinal cord
池田 亀夫
1
,
池田 彬
1
,
西郷 恵一郎
1
Kameo IKEDA
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.1061-1066
発行日 1969年8月20日
Published Date 1969/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204913
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はじめに
脊髄外科の進歩発達に伴い,脊髄腫瘍に関する知見はほぼ完成された観があり,髄内腫瘍,悪性腫瘍を除けばその手術成績ははなはだ佳良であるが,時に発見,診断の遅延により脊髄の変性,麻痺が完成して不幸の転帰を取る症例に遭遇する.本症は早期に診断し,手術的侵襲を加えればその多くは根治しうるものであり,一般医家の本症に関する認識の向上が望まれる.
脊髄腫瘍の診断,治療に関するわれわれの知見を概説し,諸賢の参考に供する.
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