Japanese
English
外科的立場からみた内分泌疾患の治療
脳下垂体
Stereotaxic transsphenoidal cryohypophysectomy: comparison with other hypophysectomy technique
谷 栄一
1
,
石島 裕
1
Eiichi TANI
1
1京都大学医学部脳神経外科
pp.759-766
発行日 1969年6月20日
Published Date 1969/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204863
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はじめに
下垂体外科の適応症例は,下垂体腫瘍と内分泌学的治療法の適応となる腫々の疾患に大別される.下垂体腫瘍は,嫌色素性,好酸性および好塩基性腺腫に分類される.内分泌学的観点よりみれば,嫌色素性腺腫は他の腺腫と異なつて,下垂体の機能低下を来たすことは日常経験するところである.嫌色素性腺腫の治療に関しては,従来種々記載されているので,内分泌学的見地より,主として他の下垂体腺腫の治療を述べるとともに,内分泌学的外科治療の適応疾患である末期乳癌ならびに前立腺癌,糖尿病性網膜症の治療の現況について述べたい.
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