学会印象記 第1回 日本消化器外科学会を聞いて
多数の胃手術症例の発表
織畑 秀夫
1
1東京女子医科大学
pp.1504-1505
発行日 1968年9月20日
Published Date 1968/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204698
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胸部外科学会・脳外科学会・小児外科学会が分れ出た今日やや遅きに失した観があるが,外科学会の最も中心的存在と目される消化器外科が分れ出たことは誠に意義深いことである.
日本外科学会が年1回のみであるにかかわらず,その会長にふさわしい教授が多数おられるが,その多くが消化器外科を主としておられる.したがつて消化器外科学会の設立は誠に当をえたもので,創設のきつかけを作つた中山恒明教授その他の世話人の教授方の功績は高く評価される.このように消化器外科は多士済々で今後一層の活躍が期待される.ことに本会の会則によれば,総会の他に大会を持つことができることになつていて,早速明春1月末頃には東京医科歯科大学外科川島健吉教授の会長で第1回の大会が持たれることに決つた.なお第2回総会は明年,徳島市において徳島大学教授田北周平会長の下に開催されることに決つた.
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