グラフ
いわゆる鞭打ち損傷の臨床
土屋 弘吉
1
,
土屋 恒篤
1
,
田口 怜
1
1横浜市立大学医学部整形外科教室
pp.155-160
発行日 1968年2月20日
Published Date 1968/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204510
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鞭打ち損傷の本態については,各方面から検討されている.臨床的な検討や実験的研究によつて一般に本傷害は,頸椎軟部支持組識の損傷であると理解されている.即ち,頸椎部に椎間板,椎間関節,靭帯、Luschka関節等の損傷が起こり,脊髄硬膜内外、神経根周囲に出血および充血,これに続発する瘢痕形成等が起こり,それによつて多種多様な症状を呈するものと考えられる.
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