Japanese
English
症例
原発性胃癌と胃潰瘍併存の3症例について
3 cases of coexistence of primary cancer and ulcer in stomach
大同 礼次郎
1,2
,
鹿野 実
1,2
,
広谷 謙一
1,2
,
西尾 義典
1,2
,
船田 三昭
1,2
,
大橋 一郎
1,2
Reijiro DAIDO
1,2
1京都府立医大
2国立舞鶴病院外科
pp.1471-1475
発行日 1967年10月20日
Published Date 1967/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204443
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はじめに
1848年Dittrichが胃癌と胃潰瘍の併存症例について初めて報告して以来,本邦でも時にその共存例の報告に接するが,まだその症例も50例に満たず,比較的まれなものである.そしてその原因についても不明確な点が多いが,多発性胃潰瘍の一部が悪性化したように思える長期間の病歴や胃酸過多症の多いことより種種の考察を加えることも可能であるが,ここではわれわれが経.験した3症例をもととして,文献的統計的検討を加えて報告する.
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