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特集 血管の外科
綜説
血管移植と縫合材料—実地的見地から代用血管と血管縫合糸を検討する
Materials of vascular suturing and grafting
井口 潔
1
,
草場 昭
1
Kiyoshi INOKUCHI
1
1九州大学医学部井口外科
pp.759-764
発行日 1967年6月20日
Published Date 1967/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204319
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はじめに
最近数年間の血管外科のめざましい進歩は,自己の分野の適応をいちじるしく拡大したばかりでなく,外科医長年の夢であつた臓器移植の世界の門戸を開き,食道遊離腸管移植,腎移植などの臨床応用をはじめとして,手技的にはこれを可能ならしめた.
この血管外科の進歩は,化学療法,麻酔学の進歩によることはもちろんであるが,特に代用血管,および血管吻合器をはじめとする縫合材料,縫合技術の進歩によるところが大きい.
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