外国文献
microsurgery,他
pp.939-942
発行日 1966年7月20日
Published Date 1966/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204036
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耳鼻,眼科などはもちろん,神経外科,血管外科,移植にmicrosurgeryの必要が生じている.聴神経腫瘍,下垂体腫瘍,Willis環動脈瘤あるいは脳血管腫,視神経gliomaにはdissecting microscopeを用いるものが出てきているし,Pool (P&S Quart.Sept.,1965),Smith(Plast.Reconst.Surg.37:227,1966)のようにその有利を主張するものもいる.血管外科では1〜4mmという内径の小血管,ことに手術による収縮状態には,局所血管拡張法とともにmicrosurgeryが必要である.中山血管吻合器,operating microscopeによる小血管吻合の成功(Cobett 1965,Goldwyn 1966その他),内膜—内膜接着法の考案などなど.1mm程度の血管吻合が安全に成功すればBunckle (Plast.Reconst.Surg.36:62,1965)の言うように移植領域の進歩も一層促がされよう.離断した手指の再接着,neurovascular pedicleの成功など.Krizek (Plast.Reconst.Surg.36:538,1965)はcomposite graftに成功している.輸卵管の吻合も成功している.そうしたmicrosurgeryのためにZeiss Diplo-scopeなど種々の器械が考察されてきた.
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