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順天堂大学小児外科教室新設
pp.933
発行日 1966年7月20日
Published Date 1966/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204031
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欧米に比べ30年の遅れがあるといわれる日本の小児外科も,ようやく5月9日から順天堂大学小児外科教室の外来診療のスタートにより,小児外科専門医の養成の道が開かれた.
小児外科領域は比較的新しい学問で,一昨年に日本小児外科学会が誕生して,今年で3年目になる.以前は小児とくに新生児は大手術に耐えられず手術を行なえば死ぬと一般的には考えられていた.しかし長年にわたる研究から死亡率は著るしく改善されて,さらにめざましい進歩をとげている.今日においては,新生児や乳幼児も大手術に充分耐えられ手術は可能になつていることは言うまでもないことである.
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