特集 腹部外科の臨床
研究と報告
腺腫状Polypを伴う所謂Cholesterosisの稀有な1症例
塩島 正二
1
,
長野 正行
1
,
高橋 運三
1
,
鈴木 善久
1
,
都沢 良造
1
,
薄場 元
2
1東北労災病院内科
2東北労災病院外科
pp.1240-1243
発行日 1965年9月20日
Published Date 1965/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203747
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胆嚢の良性腫瘍特に腺腫状Polypについては,Kir-aley1),Kane等2),副島3),松尾等4)を始め数氏の報告がある.また一方CholesterosisについてもWomack,Haffner5),Mackey6)等の記載があり,本邦では三宅,村山7)等が「絣様胆嚢」として報告している.
しかしこれらを見ると,PolypやPolyposisが単純に存在するか,胆嚢結石,胆嚢炎と合併しているかどうかあるいは悪性化等について述べているものが多く,良性腫瘍とCholesterosisとが同一胆嚢内に併存しているものの報告は非常に稀である.
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.