Japanese
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検査 新しい検査法
小児手術症例における血清コリンエステラーゼ活性値
Serum Cholin-esterase Measurement as a Liver Function Test in Pediatric (2nd. Report) Patient
長島 金二
1
,
三川 宏
1
,
岩井 誠三
2
Kinji NAGASHIMA
1
1東京医科歯科大学第2外科学教室
2東京医科歯科大学中央手術部
pp.261-264
発行日 1964年2月20日
Published Date 1964/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203272
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Ⅰ.はじめに
小児,とくに新生児,幼若乳児の肝機能検査を行なうにあたり,通常成人に使用している方法では,必要な検体量をえることが必ずしも容易ではなく,また採血等の技術的困難さも加わつて,これを日常の臨床に応用することは殆んど不可能に近い現状である.そこでわれわれは主として新生児,乳児を全身麻酔下に手術する場合に必要な肝機能を知る一つの方法として,血清コリンエステラーゼ活性値を測定して,これと血清蛋白量,赤血球数,血色素量,B.S.P.試験,血清黄疽指数,血清ビリルビン量等との関係をしらべ,血清コリンエステラーゼ活性値は,B.S.P.値や血清蛋白量とよく相関する結果をえたことについては,すでに臨床外科昭和38年6月号に発表したところである.
今回はさらに年齢別(新生児・乳児・幼児)および疾患別(開胸・開腹.表在性手術群)に成績の検討をおこなつた.
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