Japanese
English
論説
輸血の副作用とその対策
Complication of blood transfusion, prophylaxis and treatment
関川 大司
1
Daiji SEKIKAWA
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
1Department of Surgery School of Medicine Keio University
pp.751-760
発行日 1963年6月20日
Published Date 1963/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203095
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はじめに
わが国において保存血の制度が確立し,全国到る所で,希望する血液が自由に入手でき,貧血患者または救急患者に使用できるようになつてから既に10年を経ている.
基礎および臨床各科に亘つて研究されて来た輸血学も輸血学会の発展とともに一応緒についた感を受けるのである.輸血副作用に関してもあらゆる方面から検討され,また新知見の報告もあつて,その防止および治療も一段と飛躍したと考える.
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