今月の主題
<話合い>輸血—その副作用と対策
鳥居 有人
1
,
遠山 博
2
,
徳永 栄一
3
,
佐々木 智也
4
1東京第一病院・外科
2群馬大・外科
3日赤中央血液銀行
4東大・物療内科
pp.34-41
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200639
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起こりそうにもない異型輸血がどうして起こるか
佐々木(司会) きようは本誌の主題に関連した話合いで輸血の問題でございますが,今いろいろ問題になつているということだけでなくて,広い視野に立つて輸血というものを見ていきたいわけです。今非常によく口に上りますのが肝炎の問題ですけれども,その前に輸血というのは血液型に従つてやられるものですから,一番初めに歴史に戻りまして,血液型の問題からいきたいと思います。
遠山先生,異型輸血というのはABO型だけに限つて考えてみても,やはりかなり頻度が高いものでございますか。
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