Japanese
English
統計
甲状腺疾患600例の検討
600 cases of the thyroid gland disease
樋口 公明
1
,
山口 忠彦
1
,
山田 利治
2
Kimiaki HIGUCHI
1
,
Tadahiko YAMAGUCHI
1
,
Toshiji YAMADA
2
1静岡赤十字病院外科
2静岡赤十字病院内科
1Shizuoka Red Cross Hospital
pp.719-724
発行日 1961年8月20日
Published Date 1961/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202804
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緒言
近年各方面での甲状腺疾患に対する関心がたかまり,その報告も多い.われわれも当院に甲状腺疾患外来を設けて以来2年余の間に取扱つた患者は600名を越え,更めてこの種の疾患患者の決して少くないことを知つた.当院の患者は当静岡市内のものを中心に,ほぼ県内各地から来院されたものであり,今回は各種の分布を中心にこれらの患者についての調査を試みた.
われわれは初診時甲状腺疾患を疑つたものには一般臨床的観察の他に,原則的にB.M.R.,Ⅰ131摂取率(1,3,24時間値測定)およびⅠ131経口投与後24時後の甲状腺レンチグラムの検査を行い,必要に応じP.B.I.血清コレステロール,A/G比赤沈,頸部,胸部レ線検査,E.K.G,T.S.Hテスト等を追加し,毎週ないし隔週毎の経過観察を行つている.
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