Japanese
English
症例
乳癌晩期再発の1例
A case of Relapsing of mammany cancer 13 years Survival after its Radical Operation
佐藤 仁
1
,
横内 幸造
1
,
関野 英二
1
Jin SATO
1
,
Kozo YOKOUCHI
1
,
Eiji SEKINO
1
1弘前大学医学部第一外科
11st Surgical Clinic , Faculty of Medicine, Hirosaki University
pp.545-547
発行日 1961年6月20日
Published Date 1961/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202771
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緒言
乳癌は乳房切断術および腋窩廓清術施行により一見他臓器に発生する悪性腫瘍に比して良好な予後を思わせるが,しかしこれの転移形態は極めて複雑で,為にその永続治癒は少い.
最近われわれは,乳癌のために左乳房切断術を施行後13年間何等の愁訴なく経過した1例が,13年後に至つて前胸部の軽度の自発痛を訴えるようになり,さらに9年後に手術創瘢痕部に潰瘍形成を見,これが検索の結果再発と考えられた症例を経験したので報告する.
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