Japanese
English
症例
上腸間膜血管閉塞症3例の経験について
3 Cases of superior mesenteric vascular occlusion
本間 正和
1
,
青木 三郎
1
,
葉梨 脩一
1
,
加藤 出
1
,
鈴木 良人
1
Masakazu HOMMA
1
,
Saburo AOKI
1
,
Shyuichi HANASHI
1
,
Izuru KATO
1
,
Ryoto SUZUKI
1
1日本大学医学部第一外科教室
pp.157-161
発行日 1960年2月20日
Published Date 1960/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202553
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Ⅰ.緒言
腸間膜血管閉塞症はTiedmann(1843),Virchow(1847)などの発表が初めてであつて,その後Elliot(1895),Sprengel(1902)が本症の手術的療法の成功例を報告して以来,欧米においては多数の報告が見られ,本邦においても大正3年藤井が初めて報告してより現在までに56例の報告がみられている.われわれは最近本症の3例を経験し,1例は術後不幸にして死の転帰をとり剖検を行い,2例は腸切除により治癒せしめえたのでここに報告する.
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