Japanese
English
症例
大腸癌再発を思わせた巨大糞性腫瘤の1例
A case of giant fecal tumor being suspected the recurrence of colon cancer
小西 等
1
,
松本 外史郞
1
Hitoshi KONISHI
1
,
Gaishiro MATSUMOTO
1
1岡山大学医学部津田外科教室
1The 2nd Surgical Clinic, Okayama University Medical School
pp.1109-1111
発行日 1958年11月20日
Published Date 1958/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202283
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Burns, Galle u. Küttnerは糞石を,塩類より成る真に固い結石である「腸石」と,種々の異物を中心とする糞便の硬固なる塊状物である「糞石」と,破砕し易い糞石である「糞腫」の三つに分類している.腸管内結石症に関する報告は多いが真に腸管内で生成された結石に関する報告は少い.1953年藤井,松尾はHirschsprung氏病に併発した巨大糞石症2例を報告しているが,最近われわれは大腸癌手術後の患者に於て大腸癌再発を思わしめ,それが巨大糞性腫瘤であつた興味ある1例に遭遇したので報告する.
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