Japanese
English
症例
小腸亜全切除の1例
Consideration of some problems of the subtotal resection of the small intestine
金沢 光男
1
,
高橋 辰彌
1
,
三輪 浩次
1
Mitsuo KANAZAWA
1
,
Tatsuya TAKAHASHI
1
,
Kozi MIWA
1
1刈羽郡病院外科
1Surgical clinic of the Kariwa-Gun Hospital
pp.1081-1086
発行日 1958年11月20日
Published Date 1958/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202276
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小腸の切除範囲は,どの程度まで危険なく実施し得るかという事は,日常臨床に於いて問題となる事が多い.叉その切除の長さは同じでも,上部で切除するか,或いは下部でするかによつて,その術後の代償性生理機能は異る可能性があり,種々の実験的研究の報告がある.著者は,最近小児の腸間膜根部大腫瘍に対し,小腸亜全切除を余儀なくされた症例を経験し,且つ,術後臨床経過を観察する機会を得たので,こゝにその詳細を報告し,広範小腸切除の問題を検討してみたい.
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