Japanese
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統計
下腿骨幹部骨折の治療成績
The endresult of Treatment in Fracture of shaft of Tibia and Fibula
川久保 幹彥
1
Mikihiko KAWAKUBO
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.1047-1052
発行日 1958年11月20日
Published Date 1958/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202268
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緒 言
スポーツや交通機関の異常な迄に普及発達しつゝある現今,吾々の日常生活中種々の災害に遭遇する機会が増加している.この状況に鑑み従来から幾多の骨折に関する統計的観察がなされており,吾々に重要な暗示と指針を与え,その意義は決して少なくない.しかしながら如何にもその範囲は広範であり,個々の骨折に対する考察はまことに少なく,吾々の要求を満足せしめるに至つていない.
こうした意味から,私は昭和21年より昭和30年に至る10年間に慶大整形外科外来を訪れた下腿骨体部骨折患者317名につき精査し,少しく知見を得たので報告する.
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