Japanese
English
綜説
切断者状況調査の統計的考察
Statistic Study of Amputation
今田 拓
1
,
阿部 靖
2,3
T. IMADA
1
,
S. Abe
2,3
1公立刈田病院整形外科
2東北大整形外科
3宮城県身体障害者更生指導所
1Department of arthopedic surgery. Karita hospital
2Department of arthopedic surgery Tohhoku University school of Medicine
pp.1005-1014
発行日 1957年12月20日
Published Date 1957/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202094
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1.総括的に
身体障碍者福祉法によつて実施せられている義肢給付は,最近更生相談所指導所を主体として行われているが,その給付状況は種々の点で水準が低く,不合理を感ずる場合が少くない.これは従来は義肢そのものについての検討が主であり,しかも限られた費用によつてなされる義肢給付が,高度の水準を持つ義肢を作り得ないことと,切断端そのものについての観察が不充分なため,切断端と義肢との間に隔りを生じていること等がその主因と考え,昭和31年度宮城県民生労働部のおこなつた義肢給付と関連して切断者の状況調査特に切断端について種々検討を加えた.
調査切断者300,切断端にして313,男271,女42であり男女の比は7:1であるが,香月氏の福岡県下の統計と大差なく,又大塚氏の統計とも類似している.
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