Japanese
English
特集 偶發症との救急處置
腹部内臓損傷
Abdominal entrails trauma
東都 宏
1
Hiroshi AZUMA
1
1横浜国際親善病院外科
1Yokohama International Goodwill-Hospital
pp.895-898
発行日 1955年11月20日
Published Date 1955/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201716
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腹部内臓損傷は戦傷としては相当の頻度を占め従来より種々と重要な課題を提供して来た.一方平時の一般市民における経験では他の外傷に比し極めて少い部類に属する様である.両者は更に外傷の起る機転及び侵される臓器の種類において異る点が認められる様であるが,その診断や治療の面に於てはいささかも異るものはないと信ずる.
横浜国際親善病院に於て昭和23年より29年に至る7年間の入院患者のうち腹部内臓損傷例29の統計的観察を試みたので他の報告例と比較検討しつつ報告する.
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