Japanese
English
症例
胃潰瘍の出血死にみた肝臓所見
Findings of liver in case of bleeding from gastric-ulcer.
白石 幸治郞
1
,
川內 正充
Kojiro SHIRAISHI
1
,
Masamitsu KAWAUCHI
1慶応義塾大学医学部外科学教室
1Surgical Clinic, Medical Department of KEIO University
pp.211-212
発行日 1955年3月20日
Published Date 1955/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201590
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- Abstract 文献概要
胃,十二指陽潰瘍による大量の出血が時に直接致死的原因となることは周知のことである.我々は最近当教室に於てAzotemiaによる症状と思われる経過をたどつて死亡した症例を経験したが,剖検によつて新鮮胃潰瘍からの大量出血があつたことを知り,同時に肝臓に高度の実質障碍を認めた.最近胃出血と肝臓との特殊性が論じられているが,この点から本症例について考察を試みたのでこゝに報告する.
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