Japanese
English
症例
異常な形のイレウス4例
Four Curious tyhes of ileus
篠原 日出夫
1
,
香坂 義一郞
2
Hideo SHINOHARA
1
,
Giichiro KASAKA
2
1篠原外科
2泉村國保診療所
pp.49-51
発行日 1954年1月20日
Published Date 1954/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201369
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イレウスのような重篤で急を要する外科的疾患では,殊に特異な形のものである場合,手術医の急速適確な判断と,それに基づく処理が患者の予後を決定する最も重要な要素となる.手に負えないから一應腹を閉ぢて,とゆうような事は絶対に許されない.このような疾患に直面した場合,先人の報告や,諸家の経驗の見聞によつて得られた一片の知識が患者の一命を救う事は,臨床手術医の誰もが経驗するところであろう.このような考えの下に,わたくし等が最近数年間に経驗した異例の形のイレウス数例を報告することは,無駄ではないと信ずる.
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