--名古屋大学教授--斎藤眞先生の憶い出
斎藤眞君を偲ぶ
前田 友助
1
Tomosuke MAEDA
1
1國立東京第二病院
1The 2nd Tokyo National Hospital
pp.112-113
発行日 1950年3月20日
Published Date 1950/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200610
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同窓の杉田直樹君が停年に達したので名古屋から本郷西片町の旧居へ帰つて来ると,すぐ後に突然逝去してしまつた.
それは昨年の8月であつたが,今度復,旧友斎藤眞君が突然名古屋で逝去せられた.此の両君は共に私の畏友で名古屋大学の大黑柱であつた.そしてその急逝は誰も全然予想はしなかつた事ではあるが私達素人の眼からは同じ病気であつた樣に思われる.即ち何れも非當に肥満していて平素運動はせず心臟の練習が足らなかつた爲めに死を早めた樣に思われる.
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