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桐原教授の思い出
桐原教授御在職中の業績
Medical Works of Late Prof. Kirihara during his Stay at The Nagoya University
中西 正雄
1
Masao NAKANISHI
1
1名古屋大学医学部桐原外科教室
1Medical Dept, Nagoya Univ.
pp.429-430
発行日 1949年8月20日
Published Date 1949/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200509
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- Abstract 文献概要
桐原教授長逝されてすでに2カ月こゝに追悼集談会の開かれるに当り故教授の御在職中の業績を一括御報告しますが広範囲に亘りかつ数多きため短期間の調査では正鵠を期し難く貴重な論文の脱落もあるかもわからないが予め御諒承を願つておきます。
教授の主論文は大正12年2月発表になつた「人類血液の同種血球凝集反應」であります。御赴任以耒も続いて血液持に血型の問題に精進され「人血型の遺傳及び其の遺傳仮説に対する批判」を昭和2年に「朝鮮支那,沖繩,台湾各地の住民の血型を親しく調査されその足跡は支那大陸に迄及び其等各地の血型分布状況を昭和3年に発表され,又「血液型の人類医学上の價値」を昭和4年に報告されて人類学上又人種移動の上よりも地方的分布状態が價値あることを指摘されたのでした。
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