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限局性脊髄膜炎知見補遺
鹽澤 正俊
1
1國立相模原病院外科
pp.271-276
発行日 1948年7月20日
Published Date 1948/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200343
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緒言
限局性脊髄膜炎の診斷治療はSicard & Forestier(1922)に依つてMyelographieが創始されて以來飛躍的進歩を遂げ,本症に關する業蹟は數多く,特に最近所謂腰痛坐骨神經痛の外科的療法が普及されるに及んで,その症例は頓に増加し,東邦に於ても東1),成松2),岩原3),菊池4),前田・岩原5),松尾6),近藤7),光安8)等に依る詳細なる報告があり,この方面の研究は一應蓋されたる如き觀もあるが,余も亦最近2年間に本症の10例を經驗し2〜3の知見を得たので茲に報告し,大方の御教示を仰ぎ度いと思ふ。
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