特集 頸動脈毬
氣管枝喘息の頸動脈腺「レ」線照射療法
松倉 三郞
1
,
佐藤 欣一
1
,
古屋 昊
1
,
田山 力
1
,
西澤 一男
1
1日本醫科大學
pp.8-13
発行日 1947年10月20日
Published Date 1947/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200254
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緒言 氣管枝喘息に封するレ線照射療法は隨分古くから行はれてゐたもので,今文獻を繙いて見ると最初に本療法を施行したのはTh. Schillingである。彼は1906年喘息患者のレ線透視檢査を施行した所喘息發作の停止,喀痰量の減少Curs—chmannのSpiralenの消失等好結果を得た。これに力を得て喘息患者のレ線治療が本格的に研究されるに至つたのである。
次いでSteffanは喘息患者のレ線照射療法を施行し發作囘數の減少,血中エオヂン嗜好細胞増多症の減少,CurschmannのSpirallen,Charcot—LeydenのKrystal消失を認めて居る。
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