Japanese
English
臨床研究
痔核注射治療(ALTA)後の肛門痛に関する検討
Anal pain after ALTA injection sclerotherapy for hemorrhoids
矢野 孝明
1
Takaaki YANO
1
1ヤノ肛門外科クリニック
キーワード:
痔核
,
肛門痛
,
ALTA治療
Keyword:
痔核
,
肛門痛
,
ALTA治療
pp.1000-1002
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105153
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要旨
[目的]主な痔核治療の1つである注射治療(ALTA治療)の合併症として肛門痛がよく知られている.今回,肛門痛の原因を探求するために後向き観察研究を行った.[対象と方法]痔核に対してALTA治療を施行した症例を対象とし,肛門痛のあった症例(52例)を「肛門痛あり群」,なかった症例(231例)を「肛門痛なし群」と定義した.性別,年齢,Goligher分類,痔核個数,ALTA治療の既往,ALTA合計投与量,痔核1個あたりの最大投与量の7項目を説明変数として,多変量解析を行った.[結果]ALTA治療後の肛門痛における有意なリスク因子として,痔核の個数が示唆された.
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