1200字通信・52
1万例
板野 聡
1
1寺田病院外科
pp.521
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104584
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- 文献概要
昨年の夏も終わる頃,S状結腸内視鏡検査や全大腸内視鏡検査(TCS)といった下部消化管の内視鏡検査で,通算1万例目を経験することになりました.最初の研修先での,ある先輩からの「記録することが大切ですよ」との言葉に従って記録をし始めてから,およそ32年間で,やっと到達することができた記録です.もちろん,もっと多くの症例を経験されている先生方も沢山おられることと承知していますが,週に2回の検査日に行ってきた検査の積み重ねに,自分としては満足しているところです.
1万例目の患者さんは,これまでも定期的にTCSを行っている男性で,毎回,私を指名してくださっています.記録では,すでに9,996例を数えており,その日のうちに1万例目に到達すると予想され,節目の検査がどなたになるのかと気になっていたのですが,結局,そのお馴染みの患者さんになった次第です.
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