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特集 術後の血管系合併症―その診断と対策
術後の骨盤・下肢静脈血栓・閉塞―診断のポイント
Diagnosis of post operative deep venous thrombosis
瀧澤 玲央
1
,
金岡 祐司
1
,
大木 隆生
1
,
鈴木 裕
2
Reo TAKIZAWA
1
1東京慈恵会医科大学血管外科
2国際医療福祉大学病院外科
pp.186-190
発行日 2013年2月20日
Published Date 2013/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104462
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【ポイント】
◆外科手術後の骨盤・下肢静脈血栓は時に重篤な術後経過を引き起こす肺血栓塞栓(PTE)の発生母体であり,最近は予防に重点が置かれているが,早期診断,PTEの予防が非常に重要である.
◆深部静脈血栓症(DVT)はほとんど症状のないものから下肢の腫脹,疼痛,発赤などを認めるものまで様々である.また,下肢の症状は認めないが胸部痛や呼吸困難などPTEの症状を認めるものもある.周術期の患者が上記のような症状を訴えた場合,すぐに本症を疑い検査を行う.
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