Japanese
English
特集 「出血量ゼロ」をめざした消化管癌の内視鏡下手術
〔直腸癌〕
腹腔鏡下直腸切断術・側方郭清術
Laparoscopic abdominoperineal resection and lateral pelvic lymph node dissection
福永 正氣
1
,
菅野 雅彦
1
,
李 慶文
1
,
永仮 邦彦
1
,
須田 健
1
,
飯田 義人
1
,
吉川 征一郎
1
,
伊藤 嘉智
1
,
大内 昌和
1
,
勝野 剛太郎
1
,
平崎 憲範
1
,
津村 秀憲
1
Masaki FUKUNAGA
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院外科
キーワード:
直腸癌
,
腹腔鏡下手術
,
直腸切断術
,
側方郭清
Keyword:
直腸癌
,
腹腔鏡下手術
,
直腸切断術
,
側方郭清
pp.1676-1682
発行日 2010年12月20日
Published Date 2010/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103351
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要旨:直腸癌に対する腹腔鏡下手術(LAP)は結腸癌に比べ手技的に高難度なこと,腫瘍学的安全性のエビデンスが不十分なことなどより標準手術とは位置づけられていない.特に直腸切断術・側方郭清は骨盤深部で,しかも複雑に脈管や神経が錯綜する領域での手技である.LAPの利点である視認性の良さ,拡大視効果を活かすには出血させない,わずかな出血も徹底して止血することが不可欠である.この利点を活かしたうえで本術式を定型化することが,正確に,しかも安全に手術を遂行するうえで重要である.本稿では手技とポイントについて解説した.
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