特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
5.大腸癌の外科治療
■腹腔鏡下手術
側方郭清術
福永 正氣
1
,
永仮 邦彦
1
,
菅野 雅彦
1
,
李 慶文
1
,
須田 健
1
,
飯田 義人
1
,
吉川 征一郎
1
,
伊藤 嘉智
1
,
勝野 剛太郎
1
,
大内 昌和
1
,
平崎 憲範
1
,
津村 秀憲
1
Masaki FUKUNAGA
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院外科
pp.364-373
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103294
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■腹腔鏡下側方郭清術は一部の施設で導入している段階で,現状では標準的な術式ではない.
■直腸癌に対する腹腔鏡下手術の適応拡大が進み,側方郭清の適応がさらに明確化すれば腹腔鏡下手術の視認性の良さと拡大視効果が威力を発揮できる可能性がある.
■LAPの適応の現状と実際の手技のポイントについて概説する.現時点ではLAPに習熟した術者が十分なインフォームド・コンセントのもとで慎重に適応すべき術式である.
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