昨日の患者
同じ道を歩む看護師親子
中川 国利
1
1仙台赤十字病院外科
pp.514
発行日 2010年4月20日
Published Date 2010/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103027
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- 文献概要
親にとっての子供は,いつまでも幼く頼りない存在である.しかし,子供は親の背中を見ながら,親を乗り越えて成長する.子供らが看護師として働く病院に入院し,子供らの成長を見て感激したSさんを紹介する.
Sさんは県立病院に勤めるベテラン看護師である.仕事が忙しくて放置していた皮下腫瘤を当院の外科病棟に勤める娘さんが見つけ,受診を渋るSさんを連れて来た.Sさんが恥らうように出した右上腕には鶏卵大の腫瘤が存在した.
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